後遺障害の認定にかかる期間
1 認定までの期間
約90%の事案が2か月以内に認定されます。
損害保険料率算出機構が公表している自動車保険の概況(2020年度統計)によれば、後遺障害事案における損害調査の所要日数は、30日以内が72.7%、31日~60日が12.9%、61日から90日が7.1%、90日以上が7.4%となっています。
30日以内に結果が出る場合が一番多いですが、この中には、認定の可能性は低いけれども取り敢えず申請してみる、という方も多く含まれます。
明らかに非該当という場合には、すぐに認定結果が出ますので、30日以内に認定結果が出ている事案の中には、明らかに非該当というケースも少なくないです。
後遺障害等級が認定されるような事案では、通常、結果が出るまで2か月程度は掛かります。
2 後遺障害の審査
後遺障害の審査については、通常、都道府県庁所在地の自賠責損害調査事務所が行います。
自賠責損害調査事務所では判断が難しい事案などについては、損害調査事務所の上部機関である地区本部・本部で調査を行います。
また、特定事案と呼ばれる、脳外傷による「高次脳機能障害」に該当する可能性がある事案、「非器質性精神障害」に該当する可能性がある事案、「異議申立事案」等の場合には、弁護士や専門医などが参加する審査会で審査を行うことになっています。
このような場合は、通常よりも特に慎重に調査が行われることになるため、後遺障害認定までの期間は長くなります。
事案によっては、結果が出るまで6か月以上掛かることもあります。
3 後遺障害認定の申請は当法人へ
当法人には、交通事故・後遺障害に強い弁護士が多数在籍しております。
さらには、損害保険料率算出機構の元職員など、後遺障害に強いスタッフも多数在籍しております。
交通事故に関するご相談は、原則無料でお受けしております。
後遺障害認定でお困りの方は、お気軽に当法人までお問い合わせください。